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介助犬の訓練Dog Training

ユーザーが抱える不自由は
一人ひとり違う。
だからこそ、
従来の枠組みを超えて、
ユーザーが楽しみながら、
マイペースにゆっくりと訓練を受けられるための仕組み作りの
提供が必要です。

「阿吽の呼吸で介助をしてくれる介助犬を育てる」
これが当協会が介助犬訓練にかける想いです。このような介助犬を育てるために、
トリーツ(おやつ)を使わず、信頼関係で想いが繋がった介助犬を育てる指導を
使用者と犬に行います。 また、犬が勝手に育つことは絶対にありません。
ユーザー自身が率先して介助犬を育てることを大切にしています。
そして、ユーザーが望む動作をその都度オリジナルトレーニングとして組み込むため、
その結果としてユーザーに心から喜んでいただける介助犬が育ちます。

介助犬訓練の実績

当協会で多くの介助犬を
訓練してきました

当協会では、今まで22頭の介助犬を訓練し、現在は4頭の介助犬を訓練しており、日本の介助犬育成に貢献してきました。

参考:当協会が訓練の認可を受けた2006年以降で全国で認定された介助犬の総数は153頭(2022年10月1日現在 厚生労働省調べ)

  • 当協会で訓練した介助犬

    22

  • 当協会で育成中の介助犬

    4

当協会の介助犬訓練の特長

  1. 自分で飼っている犬を
    訓練できる

    当協会はユーザーが自分を律して犬に接する覚悟があるのならば、自分で飼っている犬を介助犬に訓練することも不可能ではないと考えています。一般的に介助犬の適性があるとされるラブラドール・レトリーバー以外の、シェパード、ボーダーコリー、小型犬のパピヨン等も介助犬になった事例があります。

  2. 希望に合わせた
    オリジナルトレーニング

    ユーザーの抱える身体障がいは一人ひとり違うため、介助犬には一律的なトレーニングでなくユーザーに合わせた訓練をする必要があります。当協会は、ユーザーが望む動作をその都度オリジナルトレーニングとして組み込むため、その結果としてユーザーに心から喜んでいただける介助犬が育ちます。

  3. 自分で介助犬訓練が
    できるようになる

    訓練終了後に、生活習慣の変更等で介助動作を変えたくなるケースは少なくありません。合同訓練時にユーザー自身がしっかりと学んでいくと、新しい介助動作などを自身で訓練することも可能になります。ユーザーも介助犬も自立するための訓練を重視しています。

訓練でできるようになること

介助犬はユーザーに合わせて
動作を習得

ユーザーの持つ身体障がいは一人ひとり違うので、介助犬の仕事もユーザーによって大きく異なります。そのため、ユーザーが望む動作をその都度オリジナルトレーニングとして訓練に組み込みます。トレイナー任せではなく、ユーザー自身が積極的にトレーニングを学ぶことを求めます。
また、コマンド(指示)の出し方も、当協会では一般的な英語ではなく、ユーザーがかけやすい言葉でトレーニングをしています。ユーザーが慣れ親しんだ言葉にすることで、よりスムーズに介助犬へ気持ちが伝わることを優先しているからです。

ドアを開ける

新聞紙を持ってくる

おにぎりのフィルムをはずす

ふたをあける

携帯電話を持ってくる

お菓子の袋をあける

立ち上がりを助ける

階段をのぼるのを助ける

倒してしまった杖を拾う

介助犬訓練を体験した
ユーザーの声

介助犬と大きな絆が結ばれた介助犬訓練

新宮 さま/介助犬:KORO

介助犬KOROとの出逢いは、昨年春コロナ禍非常事態宣言の真っ只中でした。基礎訓練が終わったばかりの時に何頭かの候補犬を見せていただいた際にビビッと来たものがあり、KOROをパートナーに決めました。コロナ禍という状況もあり、介助作業訓練を自分でやらせていただいたことにより、さらに大きな絆が結ばれました。

介助犬訓練のおかげで外出が楽しみに

栗山 さま/介助犬:留奈

留奈が介助犬の資格を取得できたおかげで外出が苦痛ではなくなり、逆に楽しいことに変わりました。私は手動式車いすを使用してますが、左側が制御できないためどうしても曲がってしまいます。ですが、留奈がサポートしてくれるおかげで真っ直ぐ走ることができるようになりました。以前は道路を走るのはとても大変で少し進むのにも時間がかかり、沢山の体力を必要としましたが今は快適に走ることができます。

介助犬訓練の流れ

基本的な指示に従える段階、ユーザーのニーズに合う介助動作を身につける段階、ユーザーとともにどんな場所でも落ち着いて行動できる段階、と順を追って訓練を重ねます。厚生労働省の定める基準では、基礎訓練に実働60日間以上、介助動作訓練に実働120日間以上、合同訓練に実働40日間以上が望ましいとされています。しかし当協会では、ユーザー自身が介助犬を育てるという考え方で訓練を実践しております。通常1.5~2年間とやや長期の訓練期間が必要となっています。

期間1.52年間

  1. 基礎訓練

    基本的な指示に
    従える

    • 読んだら来る
    • 座る、伏せる、待つ、止まる。解除指示まで維持できる
    • 強く引くことなく落ち着いて歩く
    • 指示された時・場所で排泄できる
    • 音響、食べ物や他の動物など様々な刺激や関心の対象を無視できる
    • 使用者に注目して集中することができる
    • 指示された場所(部屋、車等)に入ることができる
  2. 介助動作訓練

    ユーザーのニーズに
    合う介助動作を
    身につける

    • 物の拾い上げ及び運搬
    • 特定の物を手元に持ってくる
    • ドアの開閉
    • スイッチの操作
    • 起立、体位変換時の介助
    • 車いすへの移乗介助
    • 歩行介助と姿勢維持
    • 階段昇降の介助
    • 車いすの牽引等
    • 緊急時の連絡手段確保
  3. 合同訓練

    ユーザーとともにどんな場所でも落ち着いて行動できる

    • 使用者の障がいやニーズに合わせた訓練
    • 使用者の生活環境に(屋内外)に合わせた訓練
    • 使用者に対する犬の飼育管理、健康管理、給餌、排泄等に関する指導
    • 公共交通機関、宿泊施設、商業施設及び飲食施設等の利用施設に同伴する訓練
    • 使用者に対する犬とのコミュニケーション手段の指導
    • 実働日数として概ね40日間以上
    • 最終段階で、使用者自宅、職場又は学校において10日以上の訓練を行う

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