介助犬との生活を希望しています。認定までの具体的な流れや行政とのやり取りについて教えてください。
前提条件として、身体障害等級が1−2級であること。どの育成団体と訓練したいかをご自分で選んでいただき、育成団体からの了解をとってください。育成団体との面談により介助犬の必要性が認められ(介助犬の使用に耐えうる健康・精神状態かの確認、経済状態、家族構成なども含めて審査)、介助犬使用に支障がないと判断できた場合は、お住まいの自治体に身体障害者補助犬給付申請を届け出ていただきます。例えば、新宿区にお住まいであれば、新宿区から東京都へ情報が回され、東京都が審査をします。審査を通過した場合、介助犬給付事業補助金を受けることができます。
仕事をしているため訓練のためにどれくらいの休暇が必要かなどを知りたいです。
介助犬との合同訓練は、多くても月に2回程度ですし、休日祝日でも可能です。ちなみに、訓練は、都度訓練士と犬がご自宅を訪問しながら進めますのでお越しいただく必要はございません。ただし、補助金を受給する関係で、実費の交通費をご負担いただききます。訓練回数が多い方で20万円前後掛かります。
介助犬を応援するための募金箱を設置したいのですが
こちらのフォームから直接お申し込みいただけます。
介助犬と暮らした場合のメリットとデメリットがあれば教えてください。
メリットとしては、介助犬が可能な範囲で不便が解消されます。例えば、落ちたものを拾う、車椅子で段差を乗り越える際の介助、ドアを開ける、緊急時にブザーを鳴らす、体を支える、などを必要に応じて訓練して教えておくことで助けてくれます。また、介助犬の急な体調不良も起こりえますのでお世話をすることはとても大変ですが、そのこと自体がリハビリにもなりえます。デメリットとしては、飼育費用(餌代、損害保険料、医療保険料、医療費、その他のグッズなど)が掛かります。
長期入院した場合など、介助犬をどこに預ければ良いでしょうか。
当協会でお預かりすることが可能です。原則、費用はいただいておりません。
介助犬を使用することは難しいですか?
はい。非常に難しいですが、それ以上にやりがいや生きがいを感じていただけると思います。
寄付を考えていますが、資金の使い道を教えてください。
皆様からお預かりするご寄付は、介助犬の育成活動や普及啓発活動のために活用させていただいております。具体的には、犬たちの餌代や飼育消耗品、犬の医療費、人件費、旅費交通費(移動に係る費用全般)、施設管理維持費などが中心です。